2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

インド神話・インド哲学について語る

1 :汎神論者:02/04/15 19:31
語ります。
どんどん語る。
他の人もどうぞ語ってください。
漫画・小説・ゲームにでてくる神の本来の姿や意義の解説もします。

2 :汎神論者:02/04/15 19:32
何もないところにアートマンがうまれた。
「わたしはここにいる」と言ったので
わたし=アートマン という名になった。

3 :汎神論者:02/04/15 19:35
シヴァは日本では破壊神とされている。
しかしインドでは家畜の守護者、医療の神、世界の守護者として
昔も今も崇拝されているメジャーな神である。
そもそもシヴァという名前からして吉祥という意味である。

4 :汎神論者:02/04/15 19:38
ガルーダはヴィシュヌの乗り物としてよくしられる。
その為、インド神話があまり知られていない日本ではガルーダが
ヴィシュヌより格下であるとの誤解がまかり通っている。
ガルーダとヴィシュヌが戦ったとき、互いに実力が互角であった。
そのためガルーダが自分と互角に戦ったヴィシュヌを認め、
自分に乗ることをゆるした。

5 :汎神論者:02/04/15 19:41
アスラはかっては神でありながら、現代では魔とされる。
これは文法の変化に神格がひきずられた為におこった現象である。
もともとはアス(息をするもの)にラがついていた。
息をするものとは神の意である。
後世スラが神を意味するようになると、スラの頭に否定語アがついて
アスラは(非神)という意味となった。

6 :天之御名無主:02/04/19 19:28
大黒さんについて教えてください。

7 :天之御名無主:02/04/19 19:30
大黒さんはインドでは  
おそろしい方だったというのを聞きましたが
本当でしょうか?

8 :山野野衾:02/04/19 19:34
>7
マハーカーラ(大いなる暗黒)と呼ばれた暗黒神・虚無神。ただ「大唐西域
記」では台所の守護神として信仰されているという方で、日本で大国主命と
同一視される様になりました。

9 :天之御名無主:02/04/19 19:35
マハーカーラってシヴァのことだっけ?

10 :天之御名無主:02/04/19 19:39
ヒンドゥー教がバラモン教から分離した年代はいつごろですか?

11 :汎神論者:02/04/19 19:45
>9
マハーカーラはシヴァの1008あるといわれるアバターラのひとつ。
マハー:大
カーラ:黒
大黒天

12 :汎神論者:02/04/19 19:49
>10
インデ哲学史上では仏教の誕生以前かそれ以降の違いとなっております。
また、ヒンドゥー教とバラモン教はまったくの別物というわけではないので、
インド哲学史や宗教学をやっているわけでないなら、わりとどうでもいい
ことだと思います。

13 :汎神論者:02/04/19 19:53
アタルヴァ・ヴェーダ
四大ヴェーダのひとつ。
神官アタルヴァンとアンギラスの家系に伝わる呪文を編纂したもの。
アタルヴァン+アンギラスで外連声でアタルヴァーンギラスとなる。
もともとはアタルヴァーンギラスと呼ばれていたものが、四大ヴェーダという
くくりをされて、他のヴェーダと足並みを揃えてアタルヴァ・ヴェーダと
なった。

14 :汎神論者:02/04/19 19:56
アタルヴァンは攻撃呪文、アンギラスは守護・回復の呪文である。
実際の呪文は雌牛の乳の出がよくなる呪文、雨乞いの呪文、
敵の雌牛の乳の出が悪くなる呪文などである。
ファンタジー小説などにくらべるとずいぶんと牧歌的な内容にも思えるが、
現代日本のように飽食しているわけだはないので、着実に生死にかかわる
実に現世利益的な呪文ばかりである。

15 :山野野衾:02/04/19 20:01
>14
日本で昔雨乞いや疫病流行の度に神楽を舞って祭文を唱えていた様なものですか。
(特に隠岐神楽)いやあ、面白いですね。

16 :天之御名無主:02/04/19 20:03
牝牛の乳の出を悪くするなんて、ヨーロッパの魔女狩りの
犠牲者にかけられた容疑そのものだな。

17 :汎神論者:02/04/19 20:05
>15
日本の宗教史にはあまりくわしくないので断言できませんが、
多分そんなかんじかと。
日本もインドも多神教で交代神教と宗教には共通点が多い。
アジア域はたいがい多神教だが、日本とインドは土壌がよく似ている。


18 :汎神論者:02/04/19 20:07
>16
なるほど、そういわれてみれば欧州とも共通点がありますね。
飽食の国に生まれたので飢饉や飢えとは無縁ですが、牛乳が飲めないと
死活問題なのは時代と地域を問いませんね。

19 :山野野衾:02/04/19 20:11
>17
井戸を民俗神として信仰する村もあるそうですね。それと知らずに水を飲ん
だ日本人バックパッカーが袋叩きにあったそうです。

20 :汎神論者:02/04/19 20:20
>19
それはインドでの出来事でしょうか。
「安全と水がただの国」のバックパッカーがやってくれましたね。
よその神になんということを。


21 :山野野衾:02/04/19 20:28
>20
勿論です。昭和帝の御崩御に際して七日間喪に服してくれた国、しかも一般
人が「仏教もヒンドゥーも全く同じものです。」と言ってくれる国ですしか
らね、ますます醜態はさらせません。

22 :汎神論者:02/04/19 20:37
>21
インドは親日国ですからね。
>17の事件について興味があります。
調べてみたいので、詳しくご存知でしたら、もう少々教えていただけないでしょうか。

23 :汎神論者:02/04/19 21:34
三神一体(トリムールティ)
シヴァ・ブラフマー・ヴシュヌの創造・維持・破壊の神。
シヴァ派ではシヴァが創造、同様にブラフマー派ではブラフマーが
ヴィシュヌ派ではヴィシュヌが創造となる。
創造以外の維持および破壊は他の二柱が交代で受け持つ。
つまりシヴァ派の場合:維持がヴィシュヌで破壊がブラフマー
          :維持がブラフマーで破壊がヴィシュヌ
の二通りがある。


24 :山野野衾:02/04/19 21:44
>22
本で読んだりした訳では無く、昔大学の講義(文化人類学でしたか)で聞い
た話なのです。詳細は分かりません。

25 :汎神論者:02/04/19 22:05
>24
それは残念です。
でも教えてくれてありがとう。

26 :天之御名無主:02/04/19 23:24
大黒さんのこと、ありがとうございました

27 :天之御名無主:02/04/20 00:44
本格的なインド神話じゃないけど、やっぱり、
「孔子暗黒伝」は押さえておきたいよな(笑

28 :汎神論者:02/04/20 18:27
>26
どういたしまして。
こちらこそ、ありがとう。
>6が初めての私以外の書き込み。>6のおかげで他の人もつられて(山野野衾とか)
レスしてるし。

29 :汎神論者:02/04/20 18:33
リグ・ヴェーダ
リグはルート:リチュ リチュは聞く
ベーダのルートはヴィドゥ 知識
ものすごく意訳すると「人に聞かれた神の声」
神々が人に語りかけたのではなく、神々同士で話していることを
耳のいい人間(神官)が聞き取って、しるした書物。
具体的な内容は神々の行状についてあれこれ記してある。
読み物としてならアタルヴァ・ベーダよりはるかに面白い。

30 :天之御名無主:02/04/20 19:36
>>12
>ヒンドゥー教とバラモン教はまったくの別物というわけではないので、
>インド哲学史や宗教学をやっているわけでないなら、
>わりとどうでもいいことだと思います。

手数かもしれませんが、このあたりもう少しだけ詳しく教示ください。

31 :天之御名無主:02/04/20 23:47
タイでは、紙幣や銀行などに必ずガルーダの絵が使われているのですが、
神話と何らかの関係があるのでしょうか?

32 : :02/04/20 23:56
ダラシャールってインド近辺にあった国?
どんな国?


33 :天之御名無主:02/04/22 02:59
>>30
12ではないですがすこし。
バラモン教は前13世紀頃インドに入植してきたアーリア人が中心となって
信仰したもので、当時バラモン(祭司)を頂点とするカースト制度を強た
社会だったためその当時の信仰形態をバラモン教と呼ぶ。
対してヒンドゥー教は紀元後バラモン教をはじめ土着信仰などの思想を取り込み
信仰の形態をインド全体に浸透させたものでありこれも特定の教団と言うわけではなく
インド全体の宗教観を含んだ文化や世界観に対する呼び方とも言える。
おおまかに言えばバラモン教は紀元前の部族的信仰形態、
ヒンドゥー教はインド全体での宗教観と言ったところ。
本当はもう少し区別があるんだがもっと聞きたいなんて人がいればまた。

ちなみにバラモン教を単に多神教と言う人が多いけど
あえて言うならあれは交換信仰と呼ぶべきだと思う。

34 :天之御名無主:02/04/22 18:35
厳密には「説話」というレベルなのかもしれませんが、「ミラバイ(ミラビー?)」
という女性の話について、ご存知の方、いらっしゃいますか。
以前インドに行った時、この女性をモチーフにした絵をよく見たのです。
ノーズピアスのない、どうやら未亡人と思われる姿で、弦が一本だけの琵琶のような
楽器を弾いている絵です。ガネーシャなんかの絵と並んで売られていたりしました。
クリシュナ系の説話ですが、北インドでもよくみかけたので、かなり
ポピュラーな話のようなんですが。
以下、私が知っている限りの話の概要です。

ミラバイという女性(良家の娘らしい)は幼いころからクリシュナに帰依しており
自分の夫はクリシュナ一人だと思っているが、親の決めた縁談(?)により
泣く泣く嫁ぐ。
悲嘆にくれているが、ある日夢だか幻だかでクリシュナが現れ、めでたく
結ばれる(?)。
そうこうする間に?現実の夫は、どうやら亡くなってしまったらしい。
理由は不明。
クリシュナが現れたのは、夫が亡くなった後だったかも。
未亡人となったミラバイは、なぜか零落しみじめな生活を送るように
なる。詳細はわからないですが、まあインドだからなのかも?
そののち、ミラバイは一本弦の琵琶を弾きながら歌をうたうようになり、
どうやらその姿がよくモチーフとして使われているようなのですが。

この話のポイントは、その歌だと思うんですが、なぜ歌なのか、
どういう歌なのかがわからないので、さっぱり要領を得ないストーリーです。
「彼女はクリシュナの妻となった」という話なら、ずっと未亡人の姿を
しているのもちょっと解せないですし、一本弦の弦楽器というのも、
中国の胡弓以外では見たことがないので、この話のオリジナルアイテム
なのかと思うのですが…これは単に私が無知なだけかもしれませんが。
確か、バチや弓は持たず、指ではじいていたと思いますがちょっとこの辺は曖昧です。
インドに行ったのは、もうだいぶ昔のことになりますので、色々と
間違って記憶しているところもあるんじゃないかと思いますが、今でも
この話は折に触れて思い出すのです。

35 :34:02/04/22 18:37
うわ、ながっ(;´Д`)
分けて書けばよかった、すみません。

36 :30:02/04/22 19:22
>>33さん、ありがとうございます。
では、時代による区別とそれに加えて、アーリア系をバラモン教、
非アーリア系も取り込んだのがヒンドゥー教でよろしいのですか?
もしもそうならば、やっぱり区別するべきではないのですか?
33さんは12さんではないとおっしゃいましたが
では>>12さんが
>わりとどうでもいいことだと思います。
というのはどういう風にとらえたらよろしいのでしょう?

>本当はもう少し区別があるんだがもっと聞きたいなんて人がいればまた。
お言葉に甘えたいとおもいます。よろしくお願いします。

37 :天之御名無主:02/04/22 19:56
>>34
あんまり関係ないけど、『一弦の琴』という宮尾登美子の小説があるので
結構あるのでは、とか思ってみたり。

38 :汎神論者:02/04/22 20:04
>30
33で私の代わりにレスをつけてくれた人がいるようですが、
肝心の>わりとどうでもいいことだと思います。 への回答にはなっていないようなでで
あらためてレスします。

>手数かもしれませんが、このあたりもう少しだけ詳しく教示ください。
手数どころかインド哲学に興味をもった人がこのスレに来てくれるのは
大変ありがたいことです。
質問者や>30のような人がいなければ、私がひとりごとをいうスレで
終わってしまいますから。



39 :汎神論者:02/04/22 20:35
ではあらためて>30への回答です。

ヒンドゥー教とは英語のHinduismの訳語です。
Hinduの語源はシンドゥ(ガンジス河の古名)で、要するにインドの事です。
ヒンドゥー教をインド教とよびならわす人もいます。
インド教とはインドの宗教と言う意味で、インドで発生しインド特有の発達を
遂げた宗教です。
つまりインド教には仏教やジナ教(ジャイナ)をも含みます。

バラモン教はヴェーダやウパニシャッドを聖典とし、バラモン(神官)を
カーストの最上位にあおぐ宗教です。

ほとんどの日本人にとってバラモン教とヒンドゥー教はほぼ同一のものです。
その区別は曖昧で便宜的です。両者を完全に分離して叙述することは不可能です。

40 :汎神論者:02/04/22 20:36
ですが、インド哲学やインド仏教を学ぶものにとって、仏教およびジナ教と
いう外道(バラモン教以外の思想)が生じる以前のインドの宗教と、
「仏教・ジャイナ等の自由諸思想を経験せるのち、伝統的バラモン教が、
有神論的・民衆宗教的に自己再編成した中世的・近世的形態」を
区別せずにすませる事はできません。

それらを踏まえた上で改めてバラモン教とヒンドゥー教が
分離した年代をあげるなら、仏教及びジナ教が発生し広まっていった
紀元前300-500といえるでしょう。

41 :汎神論者:02/04/22 20:44
>31
ガルーダはヴェーダによくでてくる神です。
ヴィシュヌの乗り物としてよくしられています。
ですが、タイ紙幣がなにゆえガルーダを用いているのかは全然分かりません。
ガルーダ空港がガルーダを使っているのは鳥の神だからだろうと思うのですが、
タイ紙幣に関しては見当もつきません。
お役に立てず申し訳無い。

42 :汎神論者:02/04/22 20:47
>32
>ダラシャール
初めて聞きました。
「何もわかりません、ごめんなさい」では淋しいので
グーグルでイメージ検索してみましたが何もかかりませんでした。
もう少しヒントをいただければあらためて調べてみます。

43 :汎神論者:02/04/22 20:49
>34
現代インドのことはほとんど知らないのですが、私のほうでも気にかけて
調べてみます。

44 :34:02/04/22 20:55
「一弦琴」でちょっと調べてみました。宮尾登美子の「一弦琴」、あとヴェトナムに
「ダンバウ」という一弦の楽器があるようですが、どちらも「板琴」という
日本の普通の琴のように、目の前に置いて演奏するもののようです。
「琵琶」のカテゴリでも調べてみましたが、一弦のものは見つけられなかった…。
絵にあったのは、シタールやタンブーラのように抱え込んで演奏するもののようでした。
「ミラバイ」でも調べなおしてみましたが、解ったのは彼女が「ラジャスサ二の王女」
だということだけでした…。

横レスですが、私もバラモン教の教義はほとんど知らないので
解説していただけるとすごく嬉しいです。>汎神論者さん

45 :汎神論者:02/04/22 21:34
>バラモン教の教義はほとんど知らないので
解説していただけるとすごく嬉しいです。

ありがとうございます。
そういっていただけると本当に嬉しい。
ではもう少し詳しく述べます。

バラモン教についてのおおまかな部分は>30にある通りです。
ヴェーダ(知識)やウパニシャッド(奥義)を聖典とし、カーストでは
クシャトリヤ(王族)よりも上に位置します。
バラモンは神官ですが、それはファンタジー小説にありがちな神に祈りを
捧げるだけの存在ではありませんし、神への祈りも静かに祝詞をあげるだけでは
ありません。
バラモンとは神官であり哲学者であり詩人であり楽師です。
神やこの世のあり方に思惟し、神へ歌や音楽や踊りを捧げ、霊感によって芸術を
創造します。
金細工師や銀細工師、食堂のウエイターはバラモンの仕事です。
インドでは身分の低いものが、身分の高いものに食事を供することはできません。
それは汚らわしいと考えられております。ですからインドでもっとも身分の
高いバラモンが食堂で働きます。

46 :30:02/04/22 21:46
>汎神論者さん

40での >区別せずにすませる事はできません。
ということはわかりました。
区別の方がよくわかったので、逆に39で
>両者を完全に分離して叙述することは不可能です。
というのがわからなくなりました。
バラモン教の中に後のヒンドゥー教の萌芽があるとか、あるいは、バラモンとヒンドゥーが分離する以前のバラモン教がつまり、その時代のインド教であったということでよろしいのですか?
続けて教示ください。

47 :天之御名無主:02/04/22 21:50
失礼承知でお聞きしたいのですが、インド神話(ヒンドゥー、バラモン)を読める
良質の本ってないでしょうか?
濃い内容で、多くのエピソードが収録してある書物ってないでしょうか?
私は青土社のブツくらいしか知らないのですが…



48 :汎神論者:02/04/22 21:54
30
ものすごくわかりやすく言うと、
バラモン教 < ヒンドゥー教 です。
正直30がどんな人なのかわからないのでどのくらい説明してもいいのか
わからない。
同じ事でも相手が小学生が大学生かで説明はまるで違ってくる。
できれば30がどれくらい知識があってなんの為に知りたがっているのか
教えてください。

49 :汎神論者:02/04/22 21:57
>47
インド神話伝説辞典 菅沼 晃編 東京堂出版 1985年
などはいかがでしょうか。

50 :なすび屋:02/04/22 21:57
33です。
汎神論者さん。勝手にレスつけてすみませんでした。
図々しいかもしれませんがもう少し言わせてもらいます。

>>36
>アーリア系をバラモン教、非アーリア系も取り込んだのがヒンドゥー教でよろしいのですか?
厳密に言うのならアーリア系民族に支配された社会で行われた信仰形態と言うべきでしょう。
さらにヒンドゥー教は反バラモン的な沙門宗教に影響を受けたインド社会が
新しい形での信仰形態を模索した形と言えるんじゃないでしょうか。
バラモン教からヒンドゥー教の歴史的な変化を語るなら
沙門宗教とバラモン上位のカースト制度の衰退が重要になって来ると思います。

ヒンドゥーの語源は汎神論者さんの語る通りなんですが
つまりこの呼び名がインド社会の中から生まれたものでないことを
指し示しています。ただインド社会の中では沙門宗教から派生する
ものをヒンドゥー教に含むのには抵抗があるのではないでしょうか。

無駄なレスすみませんでした。


51 :汎神論者:02/04/22 22:08
>なすび屋さん
>勝手にレスつけてすみませんでした。
>無駄なレスすみませんでした。

とんでもありません。
学術的なレスなら複数の人物が異なる角度からレスをつけることに
どれだけ意義があるか、口にするまでもありません。
どうぞこれからも一緒にレスをつけていただければ幸いです。

52 :30:02/04/22 23:07
>48 汎神論者さん
なんでも質問していいのではないことを知っているつもりでしたが
ついつい何でも質問さんになってしまいました。
失礼しました。

わたしは地方の書店の店頭にある程度の本で
仏教のことを読みかじったりしている者です。
その流れでインド思想にも興味を持ちました。
まあ、仏教との対比での興味です。
立川武蔵『はじめてのインド哲学』や、数年前のNHKラジオのテキスト
前田專學『インド哲学へのいざない』あたりを読みましたが、
わたしの脳味噌は漏れているらしいのです(ドロドロ

53 :30:02/04/22 23:08
さて、汎神論者さんもおっしゃるように
>インド教とはインドの宗教と言う意味で、
>インドで発生しインド特有の発達を遂げた宗教です。
というようなことが、初心者向け啓蒙書などに書かれています。
やはり、こういう書き方をするしかないほど
インド教とは漠然としたものなのですか?

教科書的にではなく、多少乱暴でかまいませんので
お答えいただいたらうれしいのですが、よろしいでしょうか?

こんどは本を読み直して質問したく思います。
また、いい本がありましたら紹介ください。

>>50 さすび屋さん かさねてありがとうございます。
続けてよろしくお願いします。

54 :汎神論者:02/04/22 23:16
>30
>52>53了解しました。
バラモン教と仏教とジナ教とシーク教の現在過去未来ををひっくるめて
インド教。
これ最強。

あと余計御世話かも知れませんがいくらなんでも「立川武蔵」は
避けたほうがよろしいのではありませんか。
できれば、東京大学か大正大学か東洋大学か高野山大学の教授の著書を
選べば失敗しません。
「立川武蔵」はトンデモです。

55 :天之御名無主:02/04/22 23:21
>>49
ありがとうございます。
参考にしてみます。

56 :汎神論者:02/04/22 23:21
>なんでも質問していいのではないことを知っているつもりでしたが
いえ、そんな事はありません。なんでも質問なさって下さい。
出来うる限りおこたえ致します。

おすすめは金岡秀友著/インド哲学史概説 インド宇宙誌/定方晟。 

57 :汎神論者:02/04/22 23:24
>55
どういたしまして。
逆に>青土社のブツについて紹介していただけませんか。
どんな本なのでしょうか。

58 :天之御名無主:02/04/22 23:31
このサイトは良いですよ。
面白おかしくアレンジしてはいますが、「ガネーシャが象頭になった理由」など
通向けのネタが結構ありました。
http://popup.tok2.com/home/india/

59 :30:02/04/22 23:32
汎神論者さん、ありがとうございます。

>「立川武蔵」はトンデモです。
かさねて、ありがとうございます(ゲラゲラ

60 :汎神論者:02/04/22 23:47
>58
とりあえず少しだけ覗いてみました。
今度時間のあるときにゆっくりみます。
たしかに面白い。
インド神話に興味があるなら、一度行ってみるといいかも。

61 :30:02/04/23 00:04
53で、なすび屋さんが さすび屋さんになってました。
お名前の打ち間違い、失礼しました。

なんで間違えたんだろ。NとSの位置まったく違うのに。
やっぱり脳味噌が…

62 :なすび屋:02/04/23 00:17
>汎神論者さん
ありがとうございます。ではもう少し。
自分の主観の多いものになると思いますがご容赦下さい。

>30
>インド教とは漠然としたものなのですか?
まずヒンドゥー教(インド教)の最初の定義が曖昧なんです。
ヒンドゥー教という言い方がインド文化の外の呼び名であると言うことは
事前に指摘していますが、これは西欧の研究者がインド文化について研究する際に
名付けたものだと聞いています。つまりインド全体の信仰を一纏めにしてしまっていたんですが
これには当時の西欧社会がキリスト教社会であったことの影響なんでしょう。
つまり一つのものとして位置づけたものが筺を開けてみればそこには多くの信仰があり
混ざり合っていたり、独立していたり、果てはすでに原型が滅んでいてインド以外にしか
信仰が見られないものまであったりとかなり複雑な事になっているんです。
まあ、現代で言うヒンドゥー教はブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァに対する信仰を中心とした
信仰やガンジス川に対する信仰など、インド一般での生活に浸透しているモノを指すと
考えるのが一番妥当でしょう。
ただ自分たちでインド社会に浸透していても個々で自分たちの信仰を宗教として主張しているものを
そこに含めるのは危険なことです。
例えるなら日本人の多くが個人の信仰に関係なく初詣に行ったり、クリスマスを祝ったりしますが
だからといって個人個人の信仰がそれに準じているわけではないし、また反対に
個々で信仰しているものに対してはそれに特別な信仰の態度をしめす、と言った感じです。
かなり危険な例えですしインドでの信仰は日本のモノなんかよりしっかりしたものではあるんですが、
他の宗教や信仰との境界線に対する寛容さというものがヒンドゥー教を読み解く重要な鍵になるでしょう。
具体的な例が必要であればまたあげます。どんなことが知りたいのか言ってみてください。






63 :なすび屋:02/04/23 00:22
なんか無駄に長くなってすみません。

64 :30:02/04/23 00:44
>62
>ただ自分たちでインド社会に浸透していても
>個々で自分たちの信仰を宗教として主張しているものを
>そこに含めるのは危険なことです。

↑が、ちょっとわかりにくいのですが
>>50
>ただインド社会の中では沙門宗教から派生する
>ものをヒンドゥー教に含むのには抵抗があるのではないでしょうか。

このあたりのことでしょうか?

なすび屋さんも脳味噌のゆるいわたしに、
何か本を紹介していただけますか。
わたしもちゃんとした質問ができるようにお勉強したいと思います。

65 :天之御名無主:02/04/23 01:20
>>57

「インド神話」ヴェロニカ・イオンズ著 酒井傳六訳 定価2400円

シリーズの1つとして販売されてます。
内容は、まず冒頭でインドの宗教と歴史を概説。
その後はヴェーダの神々、ヒンドゥー教の神々の紹介、
更には仏教説話にジャイナ教についても少し書かれています。
350p程なのですが、個人的な感想としては「広く浅く」著述されている部分もあるかな、
という感を持ちました。
また何分翻訳モノなので、多少読みにくい部分もあります。

書店では普通に置いてあるので御一読を。


66 :善財厨房:02/04/23 14:00
善財厨房=30です。質問者らしいコテハンにしてみました。
さて、なすび屋さんへの質問64をもう少しまとめました。

62の前半は、たとえば、太平洋のある地域の島々がスペインによって
フィリピンとしてくくられた。しかし、それは本来ひとまとめにするのが
ふさわしくない、多様な文化をフィリピンとしてくくってしまった。
それと同じような強引さが、ヒンドゥーというくくり方だ
というように理解して良いようですね。

ちょっと乱暴とは思いますが、日本人は、伝統のある素朴な信仰は
(宗教とは意識しないような自然な認め方で)認めるのに、
明文化された経典を持つような宗教には抵抗がある。
おおまかにはこんな意味合いで、(もちろんインド人は
日本人の信仰より確固としたものを持っていることは忘れずに)
なすび屋さんのいう
>インド社会の中では沙門宗教から派生する
>ものをヒンドゥー教に含むのには抵抗があるのではないでしょうか
の部分を理解してかまいませんか?

67 :善財厨房:02/04/23 14:01
そうだとしたら、汎神論者さんの>>54
>バラモン教と仏教とジナ教とシーク教の
>現在過去未来ををひっくるめてインド教。
>これ最強。
これは、もちろんその答えをいただくときに、わたしが
教科書的ではなく、乱暴な答えをお願いしたからとは承知していますが
ちょっと違ってくることになります。

なすび屋さんだったら、ヒンドゥー教を、“乱暴”に言うと
どのようにおっしゃいますか?
“乱暴な言い方”というのは、かえってめんどくさい質問だとは
思いますが、私としてはいろんなご意見を聞かせていただく方が
うれしいものですから、お願いします。

それと、質問しながら勝手ですが、
私の都合で、今から数日間はレスできません。
そのあと帰ってきたら、しばらく痛い質問があるかと思いますが、
>なすび屋さん  >汎神論者さん
よろしくおつきあいください。

68 :天之御名無主:02/04/23 16:56
カルマもヒンズーだっけ?

69 :なすび屋:02/04/23 22:23
>>66
善財厨房さんのおっしゃるとおりで良いと思います。
わかりにくい言い方をしているのにご理解していただけてありがたいです。

>ちょっと違ってくることになります。
さてそこで汎神論者さんと食い違いが出てくることになりますがこれは
ヒンドィー教をあつかう大きさの違いのせいでしょう。
最も大きいくくり方がインド教名のとおりインド全体の宗教、信仰をすべて
一つのものとしてあつかったのものであり、最小のものとなると一つの対象に
対するものをそれとしたり、信仰対象を切り捨てた上で残る共通認識をヒンドゥー教と
考えたりと多くの扱いかたができるのだと思います。
その上で個人的な意見としては>62くらいが妥当かと考えています。
ただ一般に説明するならば、
バラモン教の流れを汲みインド神話と三大神格の信仰を中心に成立するもの
と言ったところだと思います。
汎神論者さんやほかの方はどんな意見なんでしょうか?



70 :汎神論者:02/04/24 18:34
>善財厨房さん
私となすび屋がんのレス内容が一見異なるようにみえたとしても、同じ事柄に
対して別のアプローチをしているからというだけです。
だから互いに「ここは違う」という反論はしていない。
私はインド哲学ですが、なすび屋さんは比較宗教学か宗教人類学あたりかな
とあたりをつけておりますが、いかがでしょうか。

なすび屋さんが62でレスしている事を、私なりの表現をすると以下の通り。

71 :汎神論者:02/04/24 18:48
Hinduismはインド人がみずから名乗っているわけではありません。
西欧からそのように名づけられました。
このインドの部分を日本に置き換えてみましょう。
なる単語があるとしてこれをどのように解釈するか。
1.日本古来の土着の土地神や神道といったいかにも日本らしい日本人の信仰
2.元旦には神社で初詣・キリスト教教会で結婚式・仏教葬式といった現代の日本人の宗教のあり方
3.宗教のみにとどまらない日本人の思想・文化
おおまかにこの三つがあげられます。
これらは互いに同一でもないがかといって明確に区別のつくものでは決してありえません。
ではどのように区別するかというと前後の文脈からです。あるいは場合によっては
「この場合のJapanismとはこれを指す」と注釈をつけるでしょう。



72 :天之御名無主:02/04/24 20:35
>31 
タイの王様はラーマ神の化身とされています。
そのラーマ神自体がヴィシュヌ神の化身です。
そして、ガルーダはヴィシュヌの乗り物とされているので、
タイ王家の守り神とされている… とか聞いた覚えがあります。
うろ覚え、遅レススマソ。


73 :天之御名無主:02/04/24 20:59
>なすび屋さん
>ただインド社会の中では沙門宗教から派生する
>ものをヒンドゥー教に含むのには抵抗があるのではないでしょうか。
沙門の解釈がいまいち分からないんです。
サンニャースィンの漢訳が沙門だと記憶してるんですが、
この文脈だと、ヒンドゥーとしてのサンニャースィンであるサドゥー
に関しての定義、が曖昧になってしまうと思うんですが。


74 :汎神論者 :02/04/24 21:51
>68
カルマは仏教思想です。
カルマは日本では業となります。漢訳を日本でもそのまま用いております。
自業自得とは仏教用語ですが、どうも「悪いことをすれば、自分にかえってくる」
という意味で使っている人も多いようです。
もともとはいい事も悪いこともすべて自分にかえってくる事です。
私が今ここでこうしているのは、前世での業の結果という考え方をします。

75 :汎神論者:02/04/24 21:54
>73
横レス
沙門はシュラマナの漢訳です。
ブラフマナ(バラモン教の思想家)に対してシュラマナ(仏教の思想家)という
対比で生まれた言葉です。
シュラマナはサンスクリットです。
>サンニャースィンとは初めて聞きました。

76 :なすび屋:02/04/24 22:38
>>73
>サンニャースィンの漢訳が沙門だと記憶してるんですが、
>この文脈だと、ヒンドゥーとしてのサンニャースィンであるサドゥー
>に関しての定義、が曖昧になってしまうと思うんですが
サンニャースィンというのははじめて聞きましたがサドゥは現代インドの
乞食行者のことですよね。サンニャースィンもそれに関係するんでしょうか?
で、自分は75さんのいうとおり沙門はシュラマナの漢訳として使っています。
自分の言う沙門というのは前五世紀頃から反バラモン的思想から生まれた宗教
思想のことで、沙門の教えから生まれた宗教を沙門宗教と呼んでいるんです。
ですから沙門宗教から派生した宗教をバラモン系の信仰をするヒンドィーと同一
とするのはさけるべきかと自分は考えてるんです。


77 :なすび屋:02/04/24 22:56
沙門についてはまた詳しくやります。
これもかなり長くなりそうですし。


78 :汎神論者 :02/04/24 23:23
私はシヴァが日本では破壊神呼ばわりされている経緯を詳しくやりたい。
他にもいろいろやりたいけど、最初からとばすと途中でいきぎれするから
のんびりいきます。

バラモンはサンスクリットでバラモン、英語ならブラフミン。
日本でヒンドゥー教がほとんど知られていないのには理由がある。
敬虔なヒンドゥー教徒は旅行しない。東西南北にこれ以上はいってはいけない
境界がある。
それゆえインド以外でヒンドゥー教徒と出会うことはほとんどない。
日本で見かけるインド人はたいがい頭にターバンをまいている。
彼らはシーク教徒である。
シーク教徒は殺生を禁じているため、髪の毛に虫がはいりこんで(虫が)
死ぬことを防ぐために、ターバンを巻く。
日本では過ごしにくいだろうなあ。

79 :汎神論者 :02/04/25 22:14
インド仏教は13世紀初頭、最後の仏教寺院がイスラム教徒に打ち壊されて滅んだ。
現在インドで仏教と名乗っているのは、17世紀に入ってからスリランカから
逆輸入した新仏教(ネオブッディズム)と呼ばれるもので、
本来の仏教とはあまりにもかけはなれている。

80 :天之御名無主:02/04/25 22:48
>>78
>敬虔なヒンドゥー教徒は旅行しない。東西南北にこれ以上はいってはいけない
>境界がある。
>それゆえインド以外でヒンドゥー教徒と出会うことはほとんどない。

これは初めて聞きました。ビジネスマンの海外出張とか映画俳優のロケとか、
この辺はどういうふうに折り合いつけてるんでしょうか?

81 :汎神論者:02/04/25 22:59
>80
すべてのインド人がヒンドゥー教徒では、ありません。
また、>敬虔なヒンドゥー教徒は とある通り、
ヒンドゥー教徒にも信仰心のあつい人とそうでない人が居ます。
あるいは信仰心はあついけれど、ビジネスのほうがもっと大事な人もいます。
すべてのキリスト教徒が毎週日曜教会に通うわけではないのと一緒です。

82 :(゚д゚)ウー(゚Д゚)マー:02/04/26 14:33
海外サイトならここなんか面白いと思うよ。
http://www.bhaktisangeet.com/
ただ内容はタイトルにある通り、サンギートが主になるんだけども。

83 :汎神論者:02/04/26 22:07
>82
ちょっと覗いてきました。
日本語しかわからないと、いっても面白くないと思います。
英語がわかればなんとなくは雰囲気はつかめるかも。
ごく個人的には>58で紹介されているサイトが良かった。
また何か面白そうなサイトをみつけたら紹介して下さい。

84 :善財厨房:02/04/28 08:47
>>69-71 なすび屋さん 汎神論者さん
ありがとうございました。ちょっとすっきりしました。

>>77-78
お二人がとばすのを、わたしがブレーキをかけるということでいいですね(w

85 :善財厨房:02/04/28 08:48
さて、ヒンドゥー教の中でのヨーガの位置づけ
あるいはヒンドゥー教とヨーガの関係がよくわかりません。

宗教的な目的のための技法だけなのかと思ったら、
「ヨーガ・スートラ」はサーンキヤ哲学を元にしているという記述があったり。
独自の思想を持っていると言われると同時に、
それが仏教と結びついたり、またキリスト教徒や無神論者が実修したり。

「源流はある宗教的な境地を目標とする技法なのだが、
サーンキヤ哲学と結びつき実修を重んじる思想として形成され、
その技法面が他の思想とも結びつく場合がある」
ということにでも理解しておけば良いでしょうか?
インダス文明の遺跡のなかにヨーガの原型を見られるとのことですが
それなら源流はバラモン=ヒンドゥー教の枠の外になるということで良いですね。

なにかわかりやすい説明があったらお願いします。

86 :汎神論者:02/04/29 21:54
>善財厨房さん
ヨーガとヨーガスートラを混同しているようですね。
ヨーガは身体の硬い人にはできなさそうなあの体操のようなものです。
そのヨーガを元にヨーガスートラもつくられました。
ヨーガは瞑想の役にもたつのですが、それだけでなく単なる健康体操としても
とても役にたちます。
私はヨーガをしませんが、日本各地で宗教とはなんのかかわりもない
美容体操としても「ヨーガ教室」があります。
ヨーガは元々は宗教的な儀式でしたが、あまりにも役に立つので
宗教のくびきをときはなたれ単なる「ヨーガ」として愛好されています。

87 :汎神論者:02/04/29 22:21
サンサーラ・ナーガではインド哲学の用語をよく用いているが
インド哲学との思想的な関わりはない。
雰囲気だけ拝借したらしい。
サンサーラ・ナーガを直訳すると「輪廻のコブラ」となる。
でもゲーム画面をどうみてもナーガではなくドラゴンだよ…

88 :善財厨房:02/04/30 13:20
>>86 汎神論者さん
じつは私、ちょっと体操のヨーガをかじっているのですが、
その体操とヨーガスートラの区別ぐらいはできるつもりなのですけれど
その歴史がわからんのです。

できれば簡単な歴史を教えていただけますか?
とくにヨーガ関係はトンデモ本が多くて困ります。

89 :善財厨房:02/04/30 13:20
失礼な言い方かもしれませんが
汎神論者さんのここでの「独り言」っていい感じですね。
独特の雰囲気です。
楽しみにしています。

90 :天之御名無主:02/04/30 14:55
ヨーガといえば、エリアーデなんかどうでしょう。

91 :汎神論者:02/04/30 20:35
>善財厨房さん
了解しました。
おおざっぱなところでしたら、>86でレスした通り
>ヨーガは元々は宗教的な儀式でしたが、あまりにも役に立つので
>宗教のくびきをときはなたれ単なる「ヨーガ」として愛好されてがいます
なのですが、学術的な記述をお求めなら私では不足なので
専門書の該当箇所をここにUPします。
善財厨房さんを軽んじているから、ああいうレスになったのではなく
資料に頼らない私だけの知識では>86が精一杯だったのです。


92 :汎神論者:02/04/30 20:46
私は大学のインド哲学科で学んだので、体系的学術的な考え方を
しますし、情報の取捨選択も容易です。(トンデモか学問か区別がつく)
ですから私の専門分野以外の事柄もどこでどのように調べればいいか
という事を理解しております。
しかしそれは決して私が善財厨房さんより優れていることを
意味するわけではありません。
確かに善財厨房さんの知識は玉石混交で(トンデモ知識がざっている)、
調べ物の効率が良く且つ確実(一次資料にあたる)な方法を
ご存知ないようです。
しかし読書量および知識量そしてものの考え方は、ちょっと驚く程です。
分野によっては私より詳しいこともたくさんあります。
ですから、私からのレスが物足りないと感じたときは、
私が手を抜いているためではなく、善財厨房さんの質問がそれだけ
手強いので、四苦八苦しているのだとあらかじめご了承ください。

93 :善財厨房:02/05/01 20:45
>>90
>ヨーガといえば、エリアーデなんかどうでしょう。

「おお、そうだった」と思って手元にある『エリアーデ世界宗教事典』を見たら意外にも簡単な記述でした。
気になってたのですが直接の興味の外だった『世界宗教史』でもこの機会に買うか。
最近、文庫で出てましたね。

94 :善財厨房:02/05/01 20:46
>>92 汎神論者さん
>確かに善財厨房さんの知識は玉石混交で(トンデモ知識がざっている)、
>調べ物の効率が良く且つ確実(一次資料にあたる)な方法を
>ご存知ないようです。

そうです。そのように思っていただけると大変に助かります。

>しかし読書量および知識量そしてものの考え方は、ちょっと驚く程です。

いえいえ、知ったかぶりがうまいのです(ヘラヘラ

紹介いただいた定方晟『インド宇宙誌』ですが、本棚を蹴飛ばしたら出てきました。いつか役に立ちそうだと思って買っておいたのでした。コンナノバッカリ

95 :天之御名無主:02/05/01 21:13
>>93
世界宗教史だと簡潔にしか触れられてないから、
エリアーデ著作集9〜10の「ヨーガ」のほうがいいと思う。
私も流し読みしただけで「へぇー、よく知ってるな」って感想を持った程度ですが。

96 :天之御名無主:02/05/01 21:51
エリアーデはたしか、実際にアシュラムで学んだこともあったのでは?

97 :善財厨房:02/05/03 13:27
>>95 ありがとう。
>>96 インドでヨーガの実修したということは、そういうことなんでしょうね。


さて、連休か。書き込みもsageてしまおう。

汎神論者さんの独り言にならって詩の朗読でもするか。

R・タゴールはお好きかな。
森本達雄 訳で『ギタンジャリ』より

98 :善財厨房:02/05/03 13:27
そのような詠唱を 賛歌を 数珠のつまぐりをやめるのだ。
扉をすっかり閉ざした寺院の こんな寂しい暗い片隅で、
おまえは誰を拝んでいるのか?おまえの目を開けるのだ、
そして見るがよい ― おまえの前に 神がいまさぬのを。


(つづきます)

99 :天之御名無主:02/05/04 04:16
グルの娘に手を出して追い出されたとか。>エリアーデ

100 :汎神論者:02/05/04 19:35
ヨーガの話はエリアーデでけりがついたような気もしますが、
>91で>門書の該当箇所をここにUPします。
と書いたのでいかにUPします。

エリアーデを知らなかったので、辞書検索してみました。
宗教学者なんですね。
今度図書館で借りて呼んでみようと思います。

それにしても善財厨房さん、立川武蔵とインド宇宙誌を併読ですか。
玉石混交もここに極まれり。

101 :汎神論者 1/2:02/05/04 19:35
 理論上の共通学をニヤーヤ学派が受け持ったのに対し、実践上の共通学を受けもったのが
ヨーガ学派であったといえよう。
 この学派で特別の開祖を挙げ得ないのもその現れである。古い伝説では、この派の開祖を、
『リグ・ヴェーダ』に出現する宇宙太初の独裁者ヒラニヤガルバであるといい、7世紀頃からの
伝説では紀元前2世紀の文法家パタンジャリが開祖であり、同時に、根本経典『ヨーガ・スートラ』の
作者であるとする。しかしこれらの伝説はいずれも、ヨーガ派の開祖が遡り得ぬほど
古いことを示すのみである。
 『ヨーガ・スートラ』は400〜450年ごろに現在のような形に編纂されたとみられている。
 この派の哲学は従って独自のものではない。サーンキヤ学派の二元論を借り、
身体と精神の一致(yoga 統一←yuj)をめざし、解脱を得んとするところに狙いがあり、
そのための実践法を整理し体系化したところに特色がある。

102 :汎神論者 2/2:02/05/04 19:36
 インドでは、アーリア人の侵入以前から、インダス文明においてもすでに何らかの心統一の
実践が行われていたと考えられ、「ヨーガ師」(yogin)、「聖者」(muni)の伝統は
古く長いものがあったが、ヨーガ学派はこれを外から内へ順次統一し沈潜し高揚させるべく、
八つの段階を立てて整理した。これを「ヨーガの八支」という。
 〜中略〜
 以上のヨーガは、およそインド哲学諸派・仏教等にもあまねく適用され「ヨーガ・ラージャ」と
呼ばれ、13世紀のひとゴーラクシャナータによって始めたれたとされるハタヨーガと対比される。

金岡秀友著 インド哲学史概説 p134〜136より

103 :善財厨房:02/05/04 21:22
>>100-102 汎神論者さん、ご丁寧にありがとうございます。

さきにもご紹介いただいた 金岡秀友著 インド哲学史概説 ですが
品切れの場合ありみたいですね。
いちおう次にネットで本を買うときに頼んでみますが。

『インド宇宙誌』は、以前に同じ著者の『須弥山と極楽』を
読んでいたのですが、インド人の考える宇宙(とくに時間)は
頭がくらくらしますねえ。今回、脳味噌が酸素不足になるのを感じて、
深呼吸しながら読みました。


>玉石混交もここに極まれり。

私の前には、中村元先生の『広説佛教語大辞典』と
大法輪閣の『お寺なぜなぜ事典』が並んでいます(ゲラゲラ

104 :汎神論者:02/05/04 22:23
立川某を読んでる割には知識量も豊富だし、「トンデモでない」ものの考え方を
する人だとは感じておりましたが、中村元も目を通しているんですね。
これは迂闊なレスができない。
襟を正してレッツらGO!

105 :汎神論者:02/05/04 23:49
グルの話題が出たのでグルについて。
グルは日本語では師や導師と訳されている。
グルは日本語で言う先生とはだいぶおもむきが異なる。
日本でいう先生とは小学校のクラス担任からお医者の先生、格闘ゲームの
師匠までさまざまである。
グルは生涯ただひとりの師。人生の師である。
そういう意味では元オウムや現オウムがいまだに松本智津雄をグルとよぶのは
文法的には正しい。
あえて明言しておきますが、オウムをほめているわけではけっしてありません。
日比谷線の利用者として、何年経とうとオウムは恐怖と憎悪の対象です。

106 :善財厨房:02/05/06 16:34
絶対の信を要求されるようなグルだからこそ
安易に選ぶべきではない  …ですね。
一方ではゲームのように安易に宗教を選ぶ人がいて、
もう一方では過剰に拒否反応を示す人がいる。
     … 困ったものです。

>>98を続けましょうか。

107 :善財厨房:02/05/06 16:34
農夫が固い土を耕しているところ、道路人夫が
石を砕いているところ、そこに 神はいたもう。
神は 照る日も雨の日も 働く者とともにいて、
その衣は塵にまみれている。おまえの法衣を脱ぎ捨て、
あのかたにならって 埃っぽい大地の上に降りてくるのだ!


(まだつづきます)

108 :汎神論者:02/05/06 20:09
>98,107
詩の場合、とりあえず最後まで読まないと感想がかけません。
途中ですが、>107を読んでなんとなくテーラ・ガーター(長老の歌)を思い出しました。

109 :善財厨房:02/05/06 22:02
>108
読んでいらっしゃいましたか。
では、これで第11節の最後まで書き込みます。
詩なんだから改行もそのままにしたら良かったのですが、
勝手に改行を入れてしまいました(シパーイ
「、」「!」やスペースはそのままです。

110 :善財厨房:02/05/06 22:03
解脱? そのような救いは どこにあるというのか?
われらの主は 嬉々として 創造の束縛を自ら
ひきうけられたのだ。主は永遠に われらすべてのものと
結ばれている。

おまえの瞑想から出て来るがいい、そして
おまえの花も香も捨てるのだ!おまえの衣が破れ
汚れたとて、なんのことがあろう?苦役にいそしみ、
額に汗して、あのかたに逢い、あのかたのおそばに立つのだ。

111 :汎神論者:02/05/06 22:13
>善財厨房さん
はい、はじめから読んでおりました。
つづくといったきり次がないので不思議に思っておりましたが、詩の場合
途中で感想をはさむのもどうかなと、黙っておりました。
タゴールを知らずに直感のみで感想レスしますが、
東洋趣味にかぶれつつも西洋思想が身についた人のようですね。
神への距離感が東洋人とは違う。
>107を読んでテーラ・ガーターを思い出しましたが、>110を読んでむしろ
タニス・リーのタマスターラー(暗黒の星)に質感が似ている気がする。


112 :善財厨房:02/05/07 19:52
>111 汎神論者さん
>東洋趣味にかぶれつつも西洋思想が身についた人のようですね。
>神への距離感が東洋人とは違う。

それは生い立ちを知ると、ある意味で正解なのかもしれません。
私が言うのも僭越ですが、東洋の宗教観にしてはちょっと違和感があります。そしてそれは、西洋人にしても同じことを感じるのではないでしょうか。(もちろん、もっと東洋色が濃いのもあります) 

R・タゴール(Rabindranath Tagore 1861-1941)は、ベンガルの富豪の家に生まれて、伝統的なインド固有の宗教と文学的教養をおさめる … 17歳の時にイギリスに渡り、ヨーロッパ思想にも親しみ、 … 東西文化の融合につとめ、 … 1913年にノーベル文学賞を受けた。
    高良留美子 訳編『アジア・アフリカ詩集』の詩人紹介より

『ギタンジャリ』には、渡辺照宏訳の岩波文庫のもあるようですが、今は入手できないようです。

今日は質問をお休みします。

113 :汎神論者:02/05/09 19:00
ギタンジャリかあ。
とりあえず図書館で捜そうかな。


114 :善財厨房:02/05/10 19:27
え〜っと
今は読む余裕がないのですが、このさきの参考にお訊ねします。

現在入手しやすいマハーバーラタは、上村勝彦 訳の筑摩文庫(刊行中)のと、チャクラヴァルティ・ラージャゴーパーラチ/奈良毅 訳のレグルス文庫のがありますが、どちらがおすすめでしょうか?
ほかに適当なダイジェストみたいなのありますか?

115 :善財厨房:02/05/10 19:27
同じようなスレが立ちましたね。
■■ 1番面白い神話はヒンドゥー教 ■■
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/min/1020872398/l50

汎神論者さんもむこうにおいでのようですがこのスレとの差異化でもお考えですか?
もしかしたら私がこのスレの流れを変えましたか?
わたしとしては、にぎやかな方がうれしいのですが。

なすび屋さんはどうしたのでしょう?


ここの板に不慣れなのですが、みなさんお行儀がいいのですね。

116 :汎神論者 :02/05/10 19:37
>善財厨房さん
すいません、実は日本語では読んだ事がありません。
今度、その辺も図書館で一度読んでみようかな。

>115
よく考えたら重複スレですね。
でも中身がまるで違うので、できれば両立させて欲しいな。
確かに善財厨房さんがスレの流れを変えましたね。しかしそれは望ましい変化です。
こっちは学術スレ、あっちは…

なすび屋さんは忙しいのか、飽きたのか。
まあ、お互いに毎日2ちゃんねるにアクセスしているわけではありませんし、
のんびりマターリよろしく。

117 :天之御名無主:02/05/12 00:24
松山俊太郎はインド学界隈ではどう思われているのでしょうか?


118 :善財厨房:02/05/12 17:22
>>116 >こっちは学術スレ
ですか。う〜ん、これでは身がもたんぞ。レベルを落とそう(w

こんな質問にも答えてくださいね。

2,3年前、となり町に本格的なインド料理店ができました。スタッフがインド人という店はよくありますが、そこはオーナーからインド人です。
で、そのオーナーとちょっとだけ親しくなって話をするようになりましたが、彼はもと飛行機のパイロットだったのが、星占いにより日本でインド料理店を経営することにしたそうです。
星占いによって、違う国で違う職業に就こうとは、私は思いません。
多くのインドの方にとって、星占いはそんなに大切なものなのですか?
それとも彼が特別に星占いに熱心なのでしょうか?

ちなみに、その店の味ですが(わたしは東京や関西圏の2府県に住んだことがありますが、以前からインド料理店によく入りました。そんな私が評価して)、これまでに入ったインド料理店のベスト3に入ります。

119 :天之御名無主:02/05/12 18:02
>>114 
間違いなく、上村勝彦 訳です。ヒンドゥーの女神に魅入られた天才の仕事です。

何人か名前が挙がってる哲学・神話の概説書は、どうかと思います。
神話は、上村勝彦できまり。また、マハーバーラタを読めば、それでいいかも。
辻先生のヴェーダ、インド文明の曙もいいですよ。それと入手できれば、
原実、古典インドの苦行ですね。これは名著ですよ。

哲学は、完全なものはないけど、安い中公文庫のゴンタか、東大出版会のインド思想史を
お勧めします。バンダルカルのヒンドゥー教と中村元訳のインド哲学の体系も
いいですが、結構専門的かも?



120 :天之御名無主:02/05/12 18:10
>>118
中公新書の占星術師たちのインド、矢野道雄は面白いですよ。

くわしくは、彼のブリハットサンヒターの訳占星術大集成ね。平凡社東洋文庫の

121 :善財厨房:02/05/12 22:16
>>119
サンキューです。

>辻先生のヴェーダ、インド文明の曙もいいですよ。それと入手できれば、
>原実、古典インドの苦行ですね。これは名著ですよ。

え〜と、両方とも絶版ですね。
古典インドの苦行 にいたっては、オンライン書店の検索にもひっかかりませんね。私の住んでるような地方の図書館じゃな…

>東大出版会のインド思想史
これは先日、本棚を蹴飛ばしたらでてきました。参考文献が多く載っているので、これからの参考にしていきたいと思ってます。

>>120
>中公新書の占星術師たちのインド、矢野道雄
このあたりを買ってみようか。
東洋文庫は活字が小さいからやめとこ(ヘヘ

48 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)